相手の人を何と呼んだらいいか
2人で、あるいは数人で話をしているとき、相手の人、あるいはその場にいる人を何と呼んだらいいでしょうか。普通は「~さん」です。学校の先生や医者、自分に何かを教えてくれる人は、「~先生」あるいは「先生」と呼びます。
それでは、初めて会って名前も仕事も分からない人の場合はどうでしょうか。これは日本人にとっても難しい問題です。そんな場合は、「いつベトナムにいらっしゃいましたか」「どんなお仕事ですか」など、相手を呼ぶ言葉は入れずに話します。名前が分からなくても職業や身分が分かってきたら、「先生」「社長さん」「課長さん」「店長さん」などと呼ぶようにします。大切なことは、「あなた」は使わないということです。「あなた」は、話し言葉では、自分より目下の人を呼ぶ時や、目上・目下に関係なく相手を強く批判する時などに使います。「あなた」と呼ばれたら、不快に思う人が多いでしょう。
「~さん」はとても広く使えます。ハノイの劇場の舞台でベトナムの通訳の人が日本の歌手の名前を「~歌手」と呼んでいるのを見ましたが、これはベトナム語の影響ですね。日本語では「~さん」です。歌手でもピアニストでも、人民芸術家でも博士号を持っている人でも、私的な場でも公的な場(テレビでのインタビューなど)でも、名前を呼ぶ時は、普通は「~さん」です。
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